「何がしたいかわからない」から、「自分らしく、これからを考えられる」へ。
強み・価値観・自己効力感・レジリエンス・ウェルビーイング——ポジティブ心理学の知見を、
キャリア相談・進路支援・1on1・そして自分自身のこれからに活かすための特集です。
ポジティブ心理カウンセラー®は、強み・価値観・自己効力感・レジリエンス・ウェルビーイングなど ポジティブ心理学の知見を、キャリアに関する自己理解・目標設定・行動支援に活用できます。
知りたいことに合わせて、5つの子ページに分かれています。どこから読んでも大丈夫です。
自分に向いている仕事がわからない
自分の強みがわからない
転職するか迷っている
今の仕事にやりがいを感じられない
定年後・セカンドキャリアを考えたい
キャリアの方向性を整理したい
自分らしい働き方を見つけたい
仕事と人生のバランスを考えたい
キャリアに自信が持てない
復職・再就職に不安がある
部下のキャリアを支援したい
学生の進路相談に心理学を活かしたい
ひとつでもあてはまった方へ。このページの続きで、「答えを与える」のではなく 「本人が自分の答えを見つける」というポジティブ心理学的キャリア支援の考え方を紹介します。 自分のために読んでも、誰かを支えるために読んでも役立つ内容です。
キャリアについて悩むとき、多くの人は「どんな仕事が向いているのだろう」「転職したほうがいいのだろうか」と考えます。 しかし、本当に大切なのは、仕事を選ぶことだけではありません。
ポジティブ心理学は、人間の強み、ウェルビーイング、希望、レジリエンス、意味、良好な人間関係などに注目する心理学の一分野です。 その知見をキャリア支援に取り入れると、問題や不足だけを見るのではなく、 「その人が持っている資源や可能性」からキャリアを考えることができます。
図:キャリア支援に活かせるポジティブ心理学の5つの柱。希望・楽観性・感謝・ポジティブ感情・人間関係・PERMAなどの研究知見が土台になります。
| 心理学の視点 | キャリア支援への活用 |
|---|---|
| 強み | 自分の得意・資源を発見する。「できないこと」ではなく「できていること」から考える |
| 価値観・意味 | 何を大切にして働きたいかを考える。選択の基準を自分の中につくる |
| 自己効力感 | 「自分にもできる」という感覚を育てる。小さな成功体験を積み重ねる |
| レジリエンス | 転職・失敗・環境変化から立ち直る力を支援する |
| ウェルビーイング | 「成功するキャリア」だけでなく「よく生きるキャリア」を考える |
5つの柱を1枚の図と自己チェックにまとめた P-Careerモデル(ポジティブ心理学キャリア支援モデル)のページもあわせてどうぞ。
強み・価値観・興味・経験・希望・不安を整理し、本人のキャリア選択を支える。答えを与えるのではなく、本人が答えを見つける過程に伴走する。
「どうなりたいか」→「何ができるか」→「最初の一歩は何か」を一緒に考え、目標設定から行動までを支援する。
転職そのものを勧めるのではなく、なぜ転職したいのか、本当に大切にしたいこと、活かせる経験、次の環境で実現したいことを整理する。
会社から与えられたキャリアではなく、「自分でキャリアを考え、選択し、行動する」力を支える。1on1やキャリア面談で活きる。
40代・50代・60代以降の第二のキャリア、定年後、副業、社会参加、学び直しを、経験の棚卸しと強みの再発見から支える。
立場別(教育・人事・キャリア支援職・カウンセラー・個人)のくわしい活用例は 対象者別の活用例のページへ。あなたに近い方向性がわかる15問の診断も用意しています。
図:ポジティブ心理学を活かしたキャリア支援マップ。強み・価値観・ウェルビーイングが自己理解を深め、探索・選択・行動を経て「自分らしいキャリア」へ向かいます。一方通行ではなく、行き来しながら進みます。
| ポジティブ心理カウンセラー® | キャリアコンサルタント | キャリアコーチング | |
|---|---|---|---|
| 主な視点 | 心理・強み・ウェルビーイング | 職業選択・キャリア形成 | 目標達成・行動促進 |
| 問い | 「自分には何がある?」 | 「どんな職業・道を選ぶ?」 | 「これから何をする?」 |
| 位置づけ | 心理学を活かした支援スキル(民間資格) | 国家資格としての専門職 | 資格は必須ではない対話手法 |
制度上の事実(名称独占・更新制など)まで含めた詳しい比較は 違いを知るページで解説しています。
この区別は、支援の信頼性に直結します。無理な前向きさの強制は「有害なポジティビティ」と呼ばれ、 ポジティブ心理学の立場からも避けるべきものとされています。
誠実にお伝えするために、現時点の研究の限界も明記します。
「何が研究でわかっていて、何がまだ十分研究されていないか」を分けて理解することが、 心理学をキャリア支援に活かすうえでの誠実な出発点だと考えています。
協会の講座は、特定の一つを勧めるものではありません。関心のあるテーマから、学びやすい順に選べます。いずれもオンラインで定期的に開催されています。